どうもこんにちは!まろんです!
今日はちょっと毛色の違う、電卓片手に書いた記事です。うちは2023年にQNAPのNASを組んで、子どもたちの写真・動画をここにため込むようにしています。あの頃は「iCloudの容量いっぱい通知にもう振り回されたくない!」の一心で導入を決めたんですが、ふと最近になって「あれ、結局あのとき払った金額って、iCloudやGoogle Oneの月額に換算したら何年分だったんだろう?」と気になりまして。
というわけで今回は、うちが実際にNASに払った金額を、iCloud+とGoogle Oneの公式料金で「何年分」に換算してみます!ただし先に言っておくと、NASは壊れる可能性がある機材なので、単純に「◯年得!」と言い切れる話でもないんですよね。そのあたりの正直な留保まで含めて、一緒に見ていってもらえたらと思います。
動機:うちのNAS一式、そういえばいくら注ぎ込んだんだっけ?
うちのNASは2023年8月に導入したQNAP TS-464(8GBモデル)が本体です。ここにSeagate IronWolf 8TBを4本、キャッシュ用にWD製のM.2 SSD 1TBを2本追加しています。さらに発熱対策の純銅ヒートシンクを2個足した構成です。導入の経緯は以前「iCloud Driveが容量いっぱい」の通知にサブスクで対抗するのをやめたという記事にも書いた通りです。
改めて内訳を出すとこんな感じでした。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| QNAP TS-464(8GBモデル・本体) | 83,800円 |
| Seagate IronWolf 8TB × 4本 | 118,988円(29,747円×4) |
| WD M.2 SSD 1TB × 2本 | 35,818円(17,909円×2) |
| M.2用ヒートシンク × 2個 | 1,500円(750円×2) |
| 合計 | 240,106円 |
正直、こうやって合計を出してみると「うわ、そんなに払ってたのか」って自分でもちょっとびっくりしました!でもこれ、2026年8月現在で約3年使い続けている実費なので、1年あたりに直すと感覚が変わってくるはずです。
測り方と限界:この計算は何を無視しているか
計算に入る前に、正直に「この記事が測れていないもの」を先に出しておきます。ここを飛ばすと、都合のいい数字だけ見せる比較記事になってしまうので!
- NASの初期費用は一括、サブスクは毎月払い続けるという前提の違いがあります。今回は単純に「合計金額÷年額」で年数換算しますが、実際にはお金の時間的価値(今の24万円と3年後の24万円の重み)までは考慮していません。
- NAS/HDD/SSDは壊れる可能性があるので、「買ったら終わり」ではなく将来的な買い替え費用が発生し得ます。この点は後段で改めて数字を出します。
- RAID構成の詳細(実効容量・冗長化レベル)には今回立ち入りません。うちはIronWolf 8TBを4本搭載していますが、実際に使える容量はRAID方式次第で目減りするため、ここでは「生容量32TB」までにとどめます。
- 電気代はNASにしかかからないコストで、iCloud/Google One側には(自宅の電気代としては)発生しません。これも後段で目安を出しますが、公式の消費電力値が確認できなかったので精度は低めです。
- 設定・メンテナンスの手間、セットアップにかかった時間は金額換算していません。NASは電源を入れて終わりではなく、初期設定やたまのメンテナンスが必要な機材です。
結果:iCloud+・Google Oneの料金表と、24万円が何年分か
まずは公式料金を見てみます。今回参照したのはApple公式とGoogle One公式で、2026年8月16日時点の確認です。
iCloud+(日本・月額・税込)
| プラン | 月額 | 年額 | 240,106円は何年分か |
|---|---|---|---|
| 50GB | 180円 | 2,160円 | 約111.2年分 |
| 200GB | 540円 | 6,480円 | 約37.1年分 |
| 2TB | 1,800円 | 21,600円 | 約11.1年分 |
| 6TB | 5,500円 | 66,000円 | 約3.6年分 |
| 12TB | 11,000円 | 132,000円 | 約1.8年分 |
続いてGoogle One版も見てみましょう!
Google One(日本・月額・税込)
| プラン | 月額 | 年額 | 240,106円は何年分か |
|---|---|---|---|
| Basic 100GB | 290円 | 3,480円 | 約69.0年分 |
| AI Plus 2TB | 1,450円 | 17,400円 | 約13.8年分 |
| AI Pro 5TB | 2,900円 | 34,800円 | 約6.9年分 |
こうして並べてみると、答えは「どのプランと比べるか」で全然変わってきます!うちの家族写真・動画の運用容量に近い2TBクラスで見ると、iCloud+ 2TBは約11.1年分でした。Google One AI Plus 2TBだと約13.8年分になります。正直、「そんなに長く使えるのか」と自分でも意外でした。
一方で、家族の容量ニーズが12TB近くまで膨らんでいる場合はiCloud+ 12TBと比べて約1.8年分しかありません。ここは容量次第で結論がひっくり返る、というのが今回の一番の発見です。
もうひとつ見落とせないのが容量の天井です。うちのNASは8TB×4本で生容量32TBあり、これはiCloud+の最大プラン12TBもGoogle Oneの個人向け最大プラン5TBも超えています。動画多めの家族写真運用で容量がどんどん膨らんでいく場合、そもそもクラウド単体では受け皿として足りなくなる可能性があります。その点も比較には入れておきたいところです。
見落としがちな電気代(目安・公式未確認まじり)
NASは基本的に24時間つけっぱなしにするものなので、電気代も無視できません。ただ正直に言うと、ここは精度が低いです。QNAP TS-464の公式スペックページを確認しましたが、消費電力(W)の具体的な数値は見当たりませんでした(2026年8月16日時点)。
ネット上では「負荷時40〜41W・スタンバイ時21W程度」という数値を見かけましたが、これは第三者サイトの情報で公式には確認できていません。あくまで参考程度として扱ってください!
その前提で、東京電力エナジーパートナーの従量電灯B規制料金(2023年6月1日改定)を当てはめてみます。単価は25.04〜35.73円/kWhの段階制です。計算式はシンプルで「消費電力(W)×24時間×365日÷1000×単価」です。これで年間の電気代はだいたいこんなレンジになります。
- スタンバイ21W想定:21W×24時間×365日÷1000×単価=年間約4,600円〜6,600円。
- 負荷40W想定:40W×24時間×365日÷1000×単価=年間約8,800円〜12,500円。
かなり幅がありますが、24万円という初期費用に対して年間5,000円〜1万円程度が上乗せされる可能性がある、くらいの感覚で見ておくのが正直なところです!しかもこれは2023年6月改定時点の単価で、その後の燃料費調整額や再エネ賦課金は含まれていません。実際の請求額はこれより高くなっている可能性が高いです。
仮説の答え合わせ:NASは「得」と言い切れるのか
ここまでの数字を踏まえると、単純な年数換算での話をまず整理します。うちの容量帯(2TBクラス相当)なら「NASの方が長い目で見て安い」という仮説は、条件付きで支持されます。
ただし、これはNASが壊れないことが前提の話です!ここが今回一番書きたかった留保でした。
Backblazeの2025年版Drive Statsレポートによると、同社は34万台超のHDD群を運用しています。その2025年通年の年率換算故障率(AFR)は1.36%、長期のLifetime AFRは1.30%だそうです。これはIronWolf/ST8000VN004単体の数値ではなく、全機種の平均です。機械的にうちの4本構成に当てはめて「どれか1本が1年以内に壊れる確率」を概算すると、約5.3%になります(1−0.9864の4乗、という単純な掛け算です)。あくまで一般的なAFRを当てはめた概算で、IronWolfそのものの実測値ではない点は念のため強調しておきます。
幸い、うちが選んだSeagate IronWolfにはメーカー保証3年に加えてデータ復旧サービス3年付き(購入元による)が付いています。QNAP TS-464本体も追加費用なしで標準保証3年(延長で最大5年まで購入可)です。「壊れる可能性はゼロじゃないけど、保証期間内に何かあれば救済策はある」くらいの心構えで運用しています。
つまり答えはこうです。「うちの容量帯なら年数換算では得だが、故障リスクを保証と天秤にかけた上での”得”であって、無条件の得ではない」。これが今回一番正直な結論です!
この記事の数字をそのまま当てにできない人
当てはまる人を先に挙げておきます!
- 写真・動画の容量が数百GB程度で収まる人:iCloud+ 200GBやGoogle One Basic 100GBなら年額数千円で済みます。この場合は37〜69年分という計算になり、NASを組む金銭的なメリットはまずありません。
- 本体・HDDの初期設定やメンテナンスを自分でやりたくない人:うちの計算には設定・保守の手間は含まれていません。ここを外注や代行に頼むなら追加コストを見込む必要があります。
- NASだけで満足してしまう人:NASは自宅内の1台にすぎないので、火災や盗難、水害で一緒に失われるリスクがあります。バックアップの基本である3-2-1ルールの考え方は、こちらの記事で詳しく整理しています。
- 今回と本体・HDD構成・購入時期が違う人:この記事の金額はあくまで「うちが2023年8月に払った実費」です。本体のモデルやHDDの本数・容量、購入時期が変われば合計も年数換算も変わります。
- 自分の地域・契約の電気料金プランが東京電力の規制料金と違う人:電気代のレンジは今回の前提条件でのざっくり試算です。契約によって単価は変わります。





よくある質問(FAQ)
Q1. NASを買えばiCloudやGoogle Oneは完全に不要になりますか?
不要にはなりません。NASは自宅内の1台なので、火災・盗難・水害などで自宅ごと失われるリスクがあります。バックアップの基本である3-2-1ルール(データを3つ持ち、2種類のメディアに、1つは別の場所に置く)の考え方があります。この考え方からすると、NASと合わせてクラウドか外付けHDDを併用するのが安全です。地味な話ですが、ここを飛ばすと本末転倒になるので気をつけたいところです!
Q2. 電気代はどのくらい重視すべきですか?
今回の試算では年間5,000円〜1万円程度が目安ですが、公式の消費電力値が確認できていないため精度は高くありません。24万円という初期費用に対する影響は限定的ですが、「NASは買ったら電気代ゼロ」ではない点は覚えておいてほしいです!
Q3. HDDはどのくらいの確率で壊れますか?
うちが使っているIronWolf/ST8000VN004固有の公式故障率は公開されていません。ただBackblazeの2025年版レポートでは、全体平均の年率故障率(AFR)が1.36%と報告されています。これを4本構成にそのまま当てはめると、どれか1本が1年以内に壊れる確率は概算で約5.3%になります。あくまで一般的な数値を機械的に当てはめた概算ですが、正直、思ったより無視できない数字だなと感じました!
Q4. 家族の写真・動画のバックアップには、NASとクラウドどちらがいいですか?
容量次第です。数百GB程度で収まるならクラウドの方が年数換算でも圧倒的に安く済みます。うちのように動画も含めて数TB単位になってくると、NASの初期費用が数年で「元が取れる」計算になってきます!
Q5. この記事の年数換算は、自分の家でもそのまま使えますか?
そのままは使えません。この記事の240,106円はあくまで「うちが2023年8月に払った実費」です。本体のモデルやHDDの本数・容量、購入時期が変われば合計金額も年数換算も変わるので、自分の見積もりで計算し直すことをおすすめします!
まとめ:うちの場合は「条件付きで得」でした
うちのNAS一式240,106円は、iCloud+ 2TBの約11.1年分にあたります。Google One AI Plus 2TBだと約13.8年分でした。容量帯によっては1.8年分にしかならないプランもあり、「何年分か」は容量次第で大きく変わる、というのが今回の一番の学びです。
ただし、これは故障しないことが前提の話です。IronWolf・QNAPともに標準3年保証は付いていますが、HDDが複数本ある以上、故障リスクはゼロではありません。電気代の目安も含めて、NASは「一括で払って終わり」ではなく、保証・電気代・故障リスクとセットで考えるべき機材だと改めて感じました。
とはいえ、うちの容量帯で見る限りは長い目で見て悪くない選択だったと思っています。写真・動画の量が増え続けている家庭なら、一度自分の実費でも同じ計算をしてみることをおすすめします!では今回はこの程度で〜!

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