どうもこんにちは!まろんです!
今日は家庭用NASの選び方について、まとめて整理していこうと思います!
うちは子どもが生まれてから、スマホの写真や動画がとにかく増えて、気づけば「ストレージの空き容量がありません」の通知に追われる毎日になっていました。iCloudの容量を上げ続けるのもなんだかなあと思っていた頃、たどり着いた先がNASの導入でした。
うちが選んだのはQNAPの4ベイモデル「TS-464」なんですが、購入前は「何ベイ必要?」「容量はどのくらい見ておけば?」というところからかなり悩みました。皆さんも同じように迷ったこと、ありませんか?
というわけで今回は、これから家庭用NASを検討する方向けに、ベイ数・容量・本体の決め方を整理してお伝えしていきます!SynologyとQNAP、両社の現行ラインナップも公式スペックで比較していきますね。
結論:ベイ数→容量→本体の順で決めれば失敗しにくい
細かい話に入る前に、先に結論を置いておきます。家庭用NASの選び方で最初に決めるべきなのは、実は本体のスペックではありません!
- ①ベイ数を決める:2台までのミラーリングで足りるか、4台以上でRAID5・SHRの柔軟性が欲しいか
- ②容量を決める:今の写真・動画の使用量から逆算する
- ③本体を決める:SynologyかQNAPか、CPU・メモリ・拡張性で比較する
この順番で決めていくと遠回りしにくいと感じています。それぞれ詳しく見ていきますね!
そもそも家庭用のNASって何ができるもの?
NASは「Network Attached Storage」の略で、家庭内のネットワークに接続して使う常時稼働型のストレージ機器です。スマホやPC、テレビなど複数の機器から同時にアクセスでき、ドライブを複数台搭載できるモデルが多いのが特徴です。
外付けHDDのようにケーブルで機器へ直接つなぐタイプと違い、電源を入れっぱなしで常時稼働させるのが基本の使い方です。写真・動画のバックアップ先としてはもちろん、家族みんなが同時にアクセスできる共有ドライブとしても使える、というのが一番の魅力だと個人的には感じています!
Step1. ベイ数を決める(1〜2ベイと4ベイ以上、家庭ならどっちがいい?)
最初に決めるべきなのはベイ数、つまりHDDを何台搭載できるかです。ここでほぼRAID構成の選択肢が決まるので、実は一番大事なポイントだと思っています!
2ベイまでは「ミラーリング」止まり
Synology・QNAPの公式ヘルプによると、RAID 1(ミラーリング)はどちらもディスク2台で構成されます。1台の障害に耐えられる代わりに、実効容量は合計の半分(=最小容量のドライブと同じ)になります(Synology公式ヘルプ・QNAP公式ドキュメントより)。半分になると分かっていても、実際に数字で見るとちょっと切ないですよね!
Synologyなら1〜2ベイの「DS124」「DS223」「DS223j」「DS224+」、QNAPなら2ベイの「TS-233」がこのクラスです(Synology公式製品一覧・QNAP公式製品ページより)。
4ベイ以上ならRAID5・SHRが選べて柔軟性が上がる
ディスクを3台以上積めるとRAID 5、4台以上ならRAID 6が選べるようになります。実効容量の計算式は、Synology公式ヘルプで「RAID 5=(N-1)×最小ドライブ容量」「RAID 6=(N-2)×最小ドライブ容量」。QNAP公式ドキュメントでも「合計-1台分」「合計-2台分」と、ほぼ同じ考え方です(Synology公式ヘルプ・QNAP公式ドキュメントより)。どちらのメーカーを選んでも、容量計算のロジック自体に差はないということですね!
うちのTS-464は4ベイのモデルで、Seagate IronWolf 8TBを4台積んでRAID5を組んでいます。1台壊れても復旧できる体制にしたくて4ベイを選びましたが、正直4台とも埋まった今、次に容量を増やそうと思うと本体ごと増設するかベイ数の多い機種に買い替えるかの二択になるなと感じています…!
Step2. 容量を決める:「今の写真・動画の量」から逆算する
次に悩むのが容量です。ここは公式サイトのおすすめ容量を鵜呑みにするより、自分の家の使用量から逆算する方が失敗しにくいと感じています。
まず今の使用量を確認する
iPhoneなら「設定→自分の名前→iCloud」、Androidやパソコンならストレージ設定画面から、今の写真・動画データ量を確認できます。まず「今の量」を把握するのが最初の一歩です。子どもの写真や動画は、想像より早いペースで増えていくものだと感じています!
ここから先はあくまで仮の試算ですが、たとえば今の使用量が500GBで、年間20%ずつ増えていくペースだとします。単純計算だとこんな感じで増えていきます。
- 1年後:約600GB
- 2年後:約720GB
- 3年後:約864GB
余裕を持たせるなら3年後を見据えて1TB程度は欲しいところですね。RAID5で組むなら、1台あたり1TB前後のHDDを4台用意しておけば、しばらくは足りる計算になります!もちろんこれはあくまで一例なので、実際は自分の家の増加ペースに当てはめて考えてみてください。
RAIDを組むと”実効容量”はさらに減る
ここで見落としがちなのが、RAIDを組むとHDDの合計容量よりも使える容量が少なくなる点です。RAID5なら1台分、RAID6なら2台分が丸ごと冗長化に使われるので、その分は差し引いて考える必要があります。
さらにSynology公式のRAID計算ツールによると、ディスク1台あたり約10GBがシステム領域として予約されるそうです。加えてボリュームがBtrfsならメタデータ用に容量の4%、ext4なら2%がさらに予約されるとのことでした(Synology公式RAID計算ツールより)。地味な数字ですが、意外と積み重なるので侮れません!
増設・拡張の余地も見ておく
最初から全ベイを埋めるか、空きベイを残しておくかも考えどころです。SynologyのDS725+・DS925+なら拡張ユニット「DX525」でそれぞれ最大7ベイ・最大9ベイまで拡張できます(Synology公式DS725+ページ・Synology公式DS925+ページより)。うちのTS-464のように4ベイが全部埋まると、増やすには本体の買い替えか増設が必要です。空きベイを1つ残す選択肢も、個人的にはアリだったなと今更ながら思っています…!
Step3. RAIDは組むべき?組むならどのタイプ?
RAIDを組むかどうかも悩みどころだと思います。結論から言うと、写真や動画などかけがえのないデータを置くなら、RAIDを組んでおいた方が安心です。
SynologyのSHRとQNAPのRAID、容量計算の考え方の違い
実は容量の異なるHDDを混在させた時の挙動に、SynologyとQNAPで違いがあります。QNAP公式FAQには、具体的な混在例が紹介されています。
- 6TB HDD×4台+8TB HDD×4台、合計8台を1つのRAID6にまとめた場合:全ドライブが最小容量の6TB扱いになり、実効容量は36TB
- 同じ8台を容量ごとに分けて、6TB×4台でRAID5(実効容量約18TB)+8TB×4台でRAID5(実効容量約24TB)にした場合:合計で使える容量は約42TB
(QNAP公式FAQより)
同じ8台のHDDでも、組み方次第で使える容量が6TBも変わってくるとは、正直驚きました!8TBドライブの余剰分が丸ごと無駄になる計算で、知らないと結構もったいないですよね。
一方Synologyは独自の「SHR(Synology Hybrid RAID)」で、異なる容量のドライブでも無駄が出にくいよう自動配分してくれると公式が説明しています(Synology公式チュートリアルより)。将来買い足す前提なら効いてきそうなポイントです!
RAIDは「バックアップの代わり」にはならない
ここで一つ注意点も書いておきます。QNAP公式ブログでは、RAIDが守れるのは基本的にドライブの物理的な故障だけで、誤削除・ウイルス感染・盗難・火災や水害からは守れないと明言されています(QNAP公式ブログより)。RAIDがあるからもう安心、と思ってしまいがちですが、これはうちも痛感したポイントです…!家族の写真のような撮り直しがきかないデータは、NAS以外にもう1箇所コピーを持っておくのが安全だと思います。
本体はどこを見る?SynologyとQNAPの現行ラインナップを比較
ベイ数と容量の方針が決まったら、最後は本体です。ここではSynologyとQNAP、それぞれの家庭向けラインナップを公式スペックで比較してみます!
Synology DiskStationの主要モデル
| 項目 | DS224+ | DS725+ | DS925+ |
|---|---|---|---|
| ベイ数 | 2ベイ | 2ベイ+M.2×2 | 4ベイ+M.2×2 |
| CPU | Celeron J4125(4コア) | Ryzen R1600(2コア) | Ryzen V1500B(4コア) |
| メモリ | 2GB DDR4(最大6GB) | 4GB DDR4 ECC(最大32GB) | 4GB DDR4 ECC(最大32GB) |
| 最大容量目安 | 単一ボリューム最大108TB | 基本48TB/拡張時168TB | 基本80TB/拡張時180TB |
出典: Synology公式DS224+ページ/Synology公式DS725+ページ/Synology公式DS925+ページ(いずれも2026年8月8日確認)
DS224+は2ベイでメモリも2GBとエントリー向けですが、DS725+・DS925+はメモリがECC(エラー訂正)対応になっていて、上位モデルらしい違いを感じますね!ECC対応メモリはデータの微細なエラーを検知・訂正してくれる機能なので、写真や動画を長期間預けっぱなしにしたい人には地味に効いてくるポイントだと思います。DS725+・DS925+はM.2スロットも備えているので、SSDキャッシュで快適さを保ちたい人には候補になりそうです!
2026年8月7日には、より手頃な価格帯を狙った新シリーズ「DiskStation neo+」(DS1825neo+など4機種)も発表されました(Synology公式ニュースリリースより)。既存Plusシリーズと同一プラットフォームのまま標準メモリを4GB non-ECCにして、価格を抑えたそうです。価格を抑えつつ主要機能はしっかり維持しているのは、地味に嬉しいポイントですね!ただし各モデルのベイ数は発表記事内に明記がなく、この時点では確認できませんでした。正直に「未確認」と書いておきます。
QNAPの主要モデル
| 項目 | TS-233 | TS-433 | TS-464 |
|---|---|---|---|
| ベイ数 | 2ベイ | 4ベイ | 4ベイ |
| CPU | ARM Cortex-A55(4コア2.0GHz) | ARM Cortex-A55(4コア2GHz) | Celeron N5095(4コア最大2.9GHz) |
| メモリ | 2GB | 4GB(拡張不可) | 8GB DDR4(最大16GB) |
| 拡張性・特徴 | NPU搭載 | 2.5GbE×1+1GbE×1 | デュアル2.5GbE・M.2×2・HDMI出力 |
出典: QNAP公式TS-233ページ/QNAP公式TS-433ページ/QNAP公式TS-464ページ(いずれも2026年8月8日確認)
うちが使っているTS-464は、この中では一番スペックが高いモデルです。8GBメモリにM.2スロット・HDMI出力まで付いていて、TS-433よりだいぶ本格的な作りだなと感じています。TS-433とTS-464の差はCPUとメモリで、複数アプリの同時利用や動画サムネイルの生成で効いてくる部分です。余裕を持って使いたい人には、TS-464のような拡張性が向いていそうですね!M.2スロットはSSDキャッシュ用途、HDMI出力はNASを直接テレビにつないで動画を再生したい人向けの拡張、という位置づけになります!容量まわりを整理するとこんな感じです。
- 公式スペック上の最大容量:24TB HDD×4台で72TB
- うちの実際の構成:IronWolf 8TB×4台でRAID5
- RAID5の式に当てはめた実効容量:(4-1)×8TB=24TB(システム予約分などを除いた概算)
ちなみに公式サイトの一覧ページだけで見ると一瞬ベイ数を見誤りそうな表記もあったので、個別の製品ページでの確認が安全だと今回実感しました!
こんな人は今すぐNASを買わなくてもいいかもしれません
- クラウドの無料枠でまだ十分足りている人:無料プランの範囲や、すでに契約中のクラウド容量で足りているなら、今すぐ買い足す必要はないと思います
- 電源を入れっぱなしにする置き場所を用意できない人:NASは基本的に常時稼働が前提の機器なので、風通しの悪い場所やしまい込む運用は向きません
- 初期設定やRAID構築の手間をかけたくない人:とにかく手軽さを優先したいなら、外付けHDDやクラウドサービス単体の方が始めやすいと思います
- 「NASさえ導入すれば、もう何も心配いらない」と思ってしまいそうな人:RAIDはドライブ故障には強くても、誤削除や災害からは守ってくれません。もう1段バックアップを考える前提が必要です
うちも当時、NASを導入した安心感が先に立って、この最後のポイントを見落としていました…!今読み返すと結構恥ずかしいですが、正直に書いておきます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 家庭用NASは何ベイのモデルがおすすめですか?
写真・動画をRAIDで冗長化して長期保存したいなら4ベイ以上を検討する価値があります。まず手軽に試したいだけなら2ベイからでも十分です。うち自身は4ベイのTS-464で運用していて満足しています!
Q2. HDDは何を選べばいいですか?
NAS用HDDにはWD Red・Seagate IronWolfなどの専用ブランドがあり、RAID構成には書き込みに強いCMR方式が向いています!銘柄選びの詳細は記事末のリンク記事もあわせてご覧ください。
Q3. あとから容量を増やすことはできますか?
HDD交換でのRAID再構築や、SynologyのDX525のような拡張ユニット接続が一般的な方法です。ただしベイが全部埋まっていると本体の買い替えが必要になることもあります。うちのTS-464もまさにこの状態です!
Q4. 結局、SynologyとQNAPどっちがいいんですか?
RAID5・RAID6の容量計算のロジック自体は、両社ともほぼ同じ考え方でした。差が出るのは容量の異なるHDDを混在させた時で、SynologyはSHRで自動的に無駄を抑え、QNAPはRAIDグループを分けて運用するのが公式の推奨です。今回調べた範囲では、どちらが優れているとは言い切れませんでした。正直、ここまで容量計算の考え方が両社で揃っているとは思っていませんでした!
本体選びで悩んでいる方は、こちらの記事もあわせてどうぞ!


まとめ:ベイ数→容量→本体の順で選べば、家庭用NASは怖くない
最後に今回の内容を整理します。
- ベイ数:写真・動画をRAIDでしっかり冗長化したいなら4ベイ以上、まず試したいなら2ベイからでもOK
- 容量:今の写真・動画の使用量を確認し、RAID分の目減り(1台分または2台分)とシステム予約分を差し引いて考える
- 本体:Synologyは異容量ドライブ混在時のSHR、QNAPはRAIDグループを分ける運用というように、容量計算の考え方に違いがある
- 忘れがちな注意点:RAIDはバックアップの代わりにはならない
うちはTS-464・IronWolf 8TB×4・RAID5という構成に落ち着きましたが、今振り返ると、空きベイを1つ残しておけばよかったなという反省もあります。これからNASを検討する方は、ぜひベイ数を少し多めに見ておくことをおすすめしたいです!
家庭用NASの選び方で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。では今回はこの程度で〜!

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