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車の整備記録、OBD2ログでデジタル管理できるか検証しました!

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どうもこんにちは!まろんです!

今日は「OBD2ログって、車の整備記録として使えるのかな?」という話です!

うちはFREED HYBRID(GB7)にOBDLink MX+を挿しっぱなしにし、CarScannerで3年前から走行ログを取り続けています。夫婦とも看護師で夜勤もあるので、車の整備にじっくり向き合う時間はあまり取れていません。

以前「OBD車検」を調べていた時、国土交通省のページで「点検整備記録簿」という言葉に行き当たりました。「うちが趣味で貯めてるOBDログって、これの代わりになるんじゃないの?」と思ったのが今回のきっかけです。

3年間で貯まったログは219本(2023年121本+2026年98本)。せっかくなので「整備記録」として本当に使えるものだったのか、正直に検証してみることにしました!

目次

結論:点検整備記録簿の代わりにはならない、でも残す価値はある

先に結論から書きます。OBD2ログは、法定の「点検整備記録簿」の代わりにはなりません。ただし別の形で残す価値はあると感じています。

理由は単純です。法定の記録簿が求めているのは「点検・整備の作業内容」の記録ですが、CarScannerのログは「走行中のセンサー値」の記録にすぎません。似ているようで中身がそもそも違うんですね。

とはいえ219本を見返すと、「残しておいてよかった」データと「思ったより残っていなかった」データがはっきり分かれました。今日は両方を、実際の数字とあわせて正直に書いていきます!

そもそも法定の「点検整備記録簿」には何を書く義務があるのか

自家用乗用車の法定点検には2種類あります。1年ごとの点検(29項目)と、2年ごとの点検(60項目、1年点検の29項目を含む)です(国土交通省公式、2026/08/12確認)。トヨタ公式でも法定12・24ヶ月点検として案内され、点検の際は「メンテナンスノート」の用意が案内されています(トヨタ公式、2026/08/12確認)。

日常点検には決まった周期がありません。道路運送車両法第47条の2により「走行距離、運行時の状態等から判断した適切な時期」に行うとされています(e-Gov法令検索、2026/08/12確認)。走行距離が判断材料として法律に明記されているのは、正直ちょっと驚きました!

記録簿には「作業内容」と「総走行距離」を書く義務がある

同法第49条により、点検整備記録簿には点検の都度、次の事項を記載する義務があります。

  • 点検の年月日
  • 点検の結果
  • 整備の概要
  • 整備を完了した年月日
  • 総走行距離、点検・整備を実施した者の氏名等(自動車点検基準第4条)

「点検の結果」や「整備の概要」という、作業そのものを書く欄があります。ここがOBD2ログとの一番の違いです。CarScannerはセンサーの数値を記録するアプリで、点検・整備のメモ機能ではないんですよね。

保存期間は記載の日から一般的な自家用乗用車で2年間です(自動車点検基準第4条第2項)。うちの219本の方が、法定の保存期間よりよっぽど長く残っている計算になります…!

2025年からはスマホ・クラウド保存も「容認」に

国土交通省は2025年7月付けの取り扱いで、点検整備記録簿の保存方法を見直しました。紙だけでなく、スマホ等の電子媒体やクラウド保存でも「備え置き」要件を満たすと認める方針です(国土交通省公式PDF、2026/08/12確認)。地味にすごい変化だと思います!

ただし条件付きです。提示を求められた際に「直ちに明瞭な状態」で表示できることが必要で、電池切れ等で表示できなければ「点検整備未実施」扱いです。検査時の提示は書面が原則で、まだ紙と併走中の段階のようです。

うちの219本、実際「記録」として使えたのは何だったのか

ここからが本題です。3年分・219本のログを見返して、「整備記録っぽく使えるデータ」がどれだけ残っていたかを項目別に確認しました。

走行距離はきれいに残る。でも「今の総走行距離」にはならない

CarScannerは、画面(Live data)に表示させた項目だけを記録する仕組みです。車速を表示していると、付随データも自動記録されます。対象は「平均速度」と「総走行距離(Total distance)」です(Car Scanner公式、2026/08/12確認)。うちは車速を常に表示しているので、この2つは毎回安定して残っていました!

2023年3月11日〜7月4日の121本(条件を満たした116本)は合計2,257.884km。2026年2月4日〜7月5日の98本(条件を満たした91本)は1,789.278kmが走行データとして残っています。3年分のログを検証した記事に、計算の詳しい中身を書いています。

ただし正直に言うと、これは「今の総走行距離」にはなりません。Total distanceは1回の走行ごとの距離で、生涯走行距離を積み上げ続けるカウンターではないんです。法定記録簿の欄には、結局オドメーターを見るのが一番早い。当たり前の結論でした…!

冷却水温はほとんど残っていなかった。8/121本だけ

次は冷却水温です。正直、期待していたほど残っていませんでした。2023年の121本のうち、PIDが記録されていたのはわずか8本(6.612%)。想像以上に少なくて、正直ショックでした!20サンプル以上まとまって取れていたログは3本だけです。

かろうじて1本、暖機の様子がまるごと追えたログがあります。2023年3月15日の記録で、水温53℃から80℃まで1,484.077秒、約24分44秒でした。ただし1回きりのサンプルなので、「平均24分」とまでは言い切れず、あくまで「1回はこうだった」という事例です。

もう少し広い範囲でみると、3年分のログを検証した記事でさらに詳しい数字も算出しています。エンジンが最初に止まるまでの時間は中央値2.412分、その瞬間の冷却水温は中央値56.0℃でした。切り取り方でここまで見え方が変わるのが面白いところです!

バッテリー電圧はもっと残っていなかった。2/121本だけ

水温よりさらに厳しかったのがバッテリー電圧です。2023年の121本のうち、電圧(ELM327)のPIDは2本のみ(1.653%・540件)。ここまで少ないとは思わず、さすがに苦笑いです!記録されていた範囲は9.0〜15.0Vでした。

2本しかないので、当然「電圧の推移」と呼べるグラフは作れません。正直、「記録として残せていた」とは言えないレベルです。今回確認できたのは2023年分までで、2026年分は追い切れていません。

実は「ECU電圧」という別PIDもありましたが、範囲が0〜100Vと明らかにおかしい数値でした。単位やスケールの取り違えと判断し、今回は数字として扱っていません。データは”ある”だけでは使えない、という教訓です…!

原因は「表示した項目しか記録しない」というCarScannerの仕組み

この差の理由はCarScanner公式のFAQにありました。対応センサーの一覧は車種ごとに異なります。接続のたびに車両のECUへ「何を提供できるか」を問い合わせる仕組みだそうです(Car Scanner公式FAQ、2026/08/12確認)。

そして記録されるのは、あくまで画面に表示させていたデータだけです。車速はいつも表示していたので毎回残りますが、水温や電圧はたまたま表示していた時しか残りません。219本の大半は車速・距離・燃料・回転数中心の表示だったわけです。

法定の記録簿は「必ずこの項目を書く」と決まった書式です。一方CarScannerは「自分が表示を選んだ項目しか残らない」仕組み。この違いが今回の結果にそのまま表れたんだと思います。地味ですが、これが一番の発見でした!

これから整備記録として残すなら、最初にこれだけ表示させておく

ちなみに「OBD」つながりで車検の「OBD検査」と混同されがちですが、特定のDTCを確認する公的な検査で、今回の話とは別物とされています。うちの反省を踏まえ、これから同じようにログを残したい方向けに表示させておきたい項目をまとめます。

  • 車速:総走行距離・平均速度が自動で付随するので最優先です
  • エンジン回転数:EV走行や暖機の状態を後から振り返る手がかりになります
  • 冷却水温:暖機や季節ごとの傾向を見たいなら必須。うちは表示し忘れていました
  • バッテリー電圧(ELM327):補機バッテリーの調子を継続的に見たいなら表示推奨です
  • DTC(故障コード):警告灯が点いた時の記録として残しておくと安心です

うちの機材はOBDLink MX+とCarScannerの組み合わせです!CSV保存して自分で集計したい場合はPro版が必要になります。読み込み・グラフ化の手順は、以前まとめた記事をどうぞ。

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念のため書いておきますが、OBD2ポートに機器を挿すこと自体は多くの車で想定された使い方です。ただし車両や機器の組み合わせによっては、不具合の原因になることもあるようです。取り付け・使用はあくまで自己責任で、ディーラーやメーカーの保証がどう扱われるかも事前に確認しておくと安心だと思います。

この記事が役に立たない人

向かない方も先に正直に書いておきます。

  • 点検整備記録簿そのものの代わりを探している人:作業内容を書く欄がないので代わりにはなりません
  • 全項目を自動でもれなく記録したい人:表示した項目しか残らない仕組みなので期待とズレます
  • 古い国内向け車(JDM車)に乗っている人:そもそもOBD2に対応していない可能性があります
  • 今すぐ厚みのあるログが欲しい人:うちの219本は3年かけて貯めたもので、すぐには手に入りません

よくある質問(FAQ)

Q1. OBD2ログを車検や法定点検の整備記録簿の代わりに使えますか?

使えません。法定の記録簿には点検年月日・結果・整備の概要・完了年月日・総走行距離・実施者氏名等の記載義務があります(道路運送車両法第49条)。CarScannerはセンサー値の記録で、作業内容を記録する機能はありません。正直、うちも「これでいけるのでは」と最初は思っていました!

Q2. 点検整備記録簿は今はスマホやクラウド保存でもいいんですか?

2025年7月付けの国土交通省の取り扱いにより、要件を満たせばスマホ等の電子媒体やクラウド保存も認められています。ただし「直ちに明瞭な状態」で表示できることが条件で、検査時の提示は書面が原則です。

Q3. 自分の車がOBD2に対応しているか、どう確認すればいいですか?

OBD-II規格は米国で1996年式車から、EUではガソリン車が2001年・ディーゼル車が2003年から義務化されています。ただし日本国内では法的義務化がされておらず、国内向け(JDM)のRHD車は非対応の場合があるとのことです。海外では当たり前でも、国内では対象外というのは正直意外でした!確実なのは実際に試すことだと思います。

Q4. OBD2ポートに機器を挿すのは車に悪影響はないですか?

多くの車で想定された使い方ですが、車両や機器の組み合わせによっては不具合の原因になることもあるようです。うちも挿しっぱなし派なので、他人事ではないです!取り付け・使用はあくまで自己責任で、保証の扱いも事前に確認しておくことをおすすめします。

うちのOBD2まわりの話をもっと読みたい方は、上で紹介した2本の記事もどうぞ!

まとめ:点検整備記録簿の代わりにはならないけど、残す価値はある

3年分・219本のOBD2ログを「整備記録」として見返してみた結果をまとめます。

  • 法定の点検整備記録簿の代わりにはならない(作業内容を書く欄がないため)
  • 走行距離は毎回きれいに残るが、車の「今の総走行距離」そのものにはならない
  • 冷却水温は8/121本、バッテリー電圧は2/121本しか残っていなかった
  • 原因は「表示した項目しか記録しない」というCarScannerの仕組み
  • 2025年からは法定記録簿自体もスマホ・クラウド保存が要件付きで容認されている

「代わりになるかも」というスタートから始まった検証でした。結論は「代わりにはならない、でも別の形で残す価値はある」という、ちょっと地味な着地になりました。219本を見返して初めて「水温も電圧も表示していなかった」自分のミスに気づけたのは収穫です!

次にログを取る時は、水温と電圧もちゃんと画面に出しておこうと思います。同じようにログを貯めている方の参考になればうれしいです。では今回はこの程度で〜!

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この記事を書いた人

どうもこんにちは!marronです!看護大を卒後、地域病院で8年勤め2023年は二人目の娘に恵まれ現在育休中。育休を機にブログ再開。趣味のカメラやPC関連の研究ができたらいいなーと思っております。

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