MENU

OBDLink MX+とCarScannerを使い続けて分かったこと——219本のログを取った実機の話

当ページのリンクには広告が含まれています。

どうもこんにちは!まろんです!

今日は、うちのFREED HYBRID(GB7)の走行データをずっと取り続けている相棒——OBDLink MX+とCarScannerの組み合わせについて、正直な使用感を書いていこうと思います!

うちは夫婦とも看護師で夜勤もある共働きなので、車に乗っている時間も地味に長いんです。「うちの車、実際どれくらい走ってるんだろう」というのが気になって、OBDのデータを取り始めたのがそもそものきっかけでした。手元のログを遡ると、2023年3月からのものが今も残っています。この機材を使って何本ログを取ってきたか数えてみたら、2023年に121本、2026年にさらに98本——合計219本になっていました。今日はその219本を取ってきた実機の話です!

目次

結論:iOS対応の有無で、選択肢はほぼ決まっていました

先に結論から言うと、私がOBDLink MX+を選んだ理由はシンプルで、「iPhoneで使えるかどうか」でした。OBD2アダプタにはいろんな機種がありますが、iOS対応かどうかで選択肢がかなり絞られます。CarScannerというアプリと組み合わせて使うことを最初から決めていたので、まずはアダプタ側がiPhoneに対応しているかを最優先で確認しました。

OBDLink MX+を選んだ理由——無印MXとの違い

OBDLinkにはMX+の他に「MX」という無印モデルもあります。実はこの2つ、iOS対応の有無という決定的な違いがあるんです。

OBDLink公式サイトによると、無印のMXは「Apple/iOSは非対応」と明記されていて、対応OSはAndroid・Windows・Symbianのみでした(OBDLink公式・2026/08/07現在)。しかもこのMX(無印)はすでに生産終了していて、後継としてMX+に置き換えられています。

一方、私が使っているMX+はiOS・Android・Windowsのマルチプラットフォーム対応と公式に明記されています(OBDLink公式・2026/08/07現在)。iPhoneを使っている私にとっては、この違いがそのまま選定理由になりました。

自作の評価軸で比べてみると、こんな感じです。

項目MX(無印)MX+(私が使用中)
iOS対応非対応(公式明記)対応(公式明記)
対応OSAndroid・Windows・SymbianiOS・Android・Windows
対応プロトコル法定OBD-II全般法定OBD-II全般+Ford MS-CAN・GM SW-CAN
メーカー拡張機能なしFree OEM Add-Ons対応(比較表に明記)
販売状況生産終了現行モデル

MX+の公式スペックはこの他にも、Class 2 Bluetooth v3.0・128bit暗号化での接続、12V車載電源(8〜18V)対応、動作電流62mA(通常時)・2mA(BatterySaver低電力モード)、サイズ約5.0×4.5×2.3cm(1.97×1.77×0.91インチを換算)、3年保証+180日返金といった記載があります(出典同上)。「iOSと組み合わせた場合、競合ワイヤレスアダプタより300%以上高速」ともメーカーは謳っていますが、これはメーカー側の主張値で、私自身が第三者ベンチマークを取ったわけではないので、その点は正直に書いておきます。

ScanTool OBDLink MX+(Bluetooth OBD2アダプタ・iOS対応)

うちで実際に使っている個体です。2023年の121本も、2026年の98本も、このアダプタとCarScannerの組み合わせで記録しました。

Amazonで見る

接続はOBD2ポートに挿すだけ、ただし注意点も

接続自体はシンプルで、車のOBD2ポート(ハンドル下あたりにあることが多いです)に挿して、CarScannerアプリとBluetoothでペアリングするだけです。

ただし1つ、必ず断っておきたいことがあります。OBD2ポートへの機器接続は、車両や機器の組み合わせによっては不具合の原因になり得ます。私はFREED HYBRID(GB7)で問題なく使えていますが、うちの1台での結果です。試す場合は自己責任で行い、ディーラーやメーカー保証の扱いは事前に確認することをおすすめします。

CarScannerと組み合わせて219本のログを取った

OBDLink MX+はあくまでアダプタなので、実際にデータを記録しているのはCarScannerというアプリ側です。公式サイトによると、CarScanner ELM OBD2はiOS(App Store)・Android(Google Play/Huawei AppGallery)の両方に対応していて、接続方式はBluetooth(iPhone/iPadはBluetooth 4.0 LE)とWi-Fiアダプタの両方に対応するガイドが用意されています(CarScanner公式・2026/08/07現在)。iOS版の動作要件はiOS 13.0以上・iPadOS 13.0以上・macOS 11.0以上(Apple Siliconのみ)です(App Store・2026/08/07現在)。

そもそもの発端は、2023年に書いた燃費向上の基礎編の記事や、体感だけで書いたEVならない病の研究記事でした。

この組み合わせで、2023年に121本、2026年にさらに98本、合計219本のログを溜めてきました。ただログを溜めるだけでなく、実際に分析にも使っています。3年分のログを距離加重して燃費を出し直した記事では、2023年の実測27.449km/Lから2026年は26.136km/Lという結果が出ました(期間・距離構成をそろえると差はもっと小さくなります。詳しくは記事本編で)。3年前から気になっていた「60km/hでEVにならない」現象を調べ直した記事では、60km/hで6速に入っている間のEV走行率がほぼ0%だったという観察結果も出せました。どちらも、219本のログという蓄積があったからこそたどり着けた数字です。

219本溜めて気づいた運用のコツと気になった点

ここからは、219本も溜めてみて初めて気づいた実務的な話です。

CarScannerの公式ドキュメントには、「記録データはDisconnectボタンをクリックした時、またはRecord dataオプションをオフにした時の2つのケースでファイルとして保存される」と明記されています(CarScanner公式・2026/08/07現在)。逆に言うと、Disconnectを踏まずにアプリを終了したり、記録中に別の画面へ移動したりすると、その時点の記録は正規に保存されないとも書かれています。

これを知らずに使っていた頃は、送迎の行きと帰りのように本来は別々のはずのトリップが、Disconnectし忘れて1つのファイルに繋がっていることがありました。「1つのCSVファイル=1回のイグニッションサイクル(エンジン始動から停止まで)」という前提で集計すると、この繋がったファイルのせいで数字がズレる可能性があります。実際、直近の調査記事でも、ログの先頭が0秒から始まるファイルは98本中0本だった(=どのファイルも走行途中の経過秒数から始まっていた)ことから、この前提を完全には確証できていない、と正直に書きました。長期でログを取るなら、面倒でも都度きちんとDisconnectする習慣が大事だと痛感しています。

もう1つ、記録スコープの制約も気になった点です。CarScannerは「画面に表示されている項目のみ」を記録する仕様なので、後から「あの時のバッテリー残量(SOC)や水温のPIDも欲しかった」となっても、過去のログには入っていません。実際、EVならない病の調査でも、SOC・水温・エアコンといったPIDを取得していなかったせいで判定できなかった項目が残りました。記録を始める前に、ダッシュボードにどのPIDを表示しておくかを決めておくことが、後の分析のしやすさに直結すると学びました。

あと、正直に「分からなかったこと」も書いておきます。OBDLink MX+のApple MFi(Made for iPhone)認証や双方向通信(Bi-Directional)機能について、検索の要約には記載を見かけましたが、OBDLink公式サイトの製品ページ本文では直接は確認できませんでした。使っていて特に困ったことはありませんが、この2点は「未確認」のまま正直に書いておきます。

こんな人には向かない

ここまで良い面ばかり書いてきましたが、向かない人もいると思うので正直に書いておきます。

  • 車のデータそのものに興味がない人:ログを取るだけで満足せず、分析まで自分でやりたい人向けの機材です
  • ディーラー保証やメーカー保証の扱いが気になる人:OBD2ポートへの機器接続は車両・機器によっては不具合の原因になり得ます。保証面がネックになるなら無理に使う必要はありません
  • 故障診断だけをその場でしたいだけの人:エンジンチェックランプが点いた時にコードだけ読み取りたいなら、もっと簡易なスキャンツールで十分です
  • iPhoneを使っておらず、Android・Windowsだけで完結する人:無印のOBDLink MX(すでに生産終了)のような選択肢も含めて、iOS対応にこだわらない前提で機材を探した方がいいかもしれません

よくある質問

Q1. OBDLink MX+とOBDLink MX(無印)は何が違うんですか?

一番の違いはiOS対応の有無です。無印MXは公式に「Apple/iOS非対応」と明記されていて、すでに生産終了しています。MX+はiOS・Android・Windowsに対応していて、現行モデルはこちらだけです。

Q2. CarScannerで記録したログには、どんなデータが入っているんですか?

公式仕様では「画面(ダッシュボード/ライブデータ)に表示されている数値項目のみ」が記録される仕組みです。表示していなかった項目は後から追加できないので、記録前にどのPIDを表示しておくかが重要です。

Q3. 対応車種は決まっていますか?

OBDLink MX+は公式に、1996年以降の米国向け乗用車・ライトトラック全般、加えてEOBD・JOBDなど国際規格のOBD-II車に対応すると明記されています。うちのFREED HYBRID(GB7)では問題なく使えています。

Q4. iPhoneでの接続方法は?

OBDLink MX+とCarScannerをBluetoothでペアリングする形です。CarScanner iOS版はiOS 13.0以上・iPadOS 13.0以上が必要と公式に明記されています。

Q5. 自分でもログを分析できますか?

CSVでエクスポートできるので、表計算ソフトはもちろん、PythonやJupyterLabでの分析も可能です。私自身のやり方は別記事で解説しているので、興味のある方はそちらもどうぞ。

219本のログを実際に分析した記事も、まとめてリンクしておきます!

まとめ

3行でまとめます。①OBDLink MX+を選んだ決め手はiOS対応でした(無印MXはiOS非対応・生産終了)。②CarScannerと組み合わせて2023年から219本のログを溜め、実燃費検証やEVならない病の調査に実際に使えました。③長期運用するなら、手動Disconnectの徹底と、記録するPIDを事前に決めておくことが大事だと分かりました。

ScanTool OBDLink MX+(Bluetooth OBD2アダプタ・iOS対応)

219本のログはすべてこれで記録しました。iPhoneでCarScannerを使うなら、iOS対応が明記されているのはこのMX+です。

Amazonで見る

というわけで、OBDLink MX+とCarScannerを使い続けてきた実機の話はこんな感じでした!ログを取るだけなら誰でもできますが、そこから記事にできるところまで持っていくのは地味に大変で…でも219本溜まった今だからこそ言えることも増えてきました。また新しいログが溜まったら、続きを書きますね。では今回はこの程度で〜!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

どうもこんにちは!marronです!看護大を卒後、地域病院で8年勤め2023年は二人目の娘に恵まれ現在育休中。育休を機にブログ再開。趣味のカメラやPC関連の研究ができたらいいなーと思っております。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次